いよいよ今季初戦。

6/22日に愛知県蒲郡市で行われた第26回蒲郡オレンジトライアスロンに参加してきました。
なんと、この大会僕と同い年なんですね。何だか妙な親近感がある大会です。
野尻湖の2週間前に開催されるので調整レースとして参加していますが入賞メンバーはかなりの強豪ぞろいなので自分の能力を比べるにはもってこいのレース。
今回は春先からの練習不足で昨年ほどのパフォーマンスを発揮することが出来ないのでは?という不安がありました。
当日の朝、天気予報通り弱い雨が。どうせスイムで濡れるので雨でも一緒。涼しくていいです。
のんびりしていたらアップの時間が15分しかなく慌ててスイム会場へ。久しぶりの海、しょっぱいです。さらにクラゲさんを発見。そういえば大会HPに『毒クラゲが発見されました。注意してください』とありました。どうしようもありません(泣)
スタート5分前、蒲郡は浮いた状態からスタートする『フローティングスタート』なのでどの位置でスタートするかが非常に重要。
選手同士それを理解しているので遠慮は不要。全力で場所を確保します。しかし、やはり海。5分も浮いていたら知らない間に流されて超密集状態。激しいバトルの予感。『殴られるし、蹴られるな…』覚悟を決めます。
そしてスタート。まずは良い位置を取る為にダッシュ、なんですがあっと言う間に遅れます。

しかし、これは想定内という事にしておきましょう。自らのリズムを忘れないように泳ぎます。
後半になるにつれてペースダウン。苦しいというよりも体が動かない感じがしました。とにかく集中してスイムアップ。24分17秒、うーん、昨年よりもさらに遅い。ベストは22分なのに。
しかし、バイクは良いはず。なんといってもスペシャライズドのベンジに80ミリのディープホイール。平坦番長仕様。
1周目はスイムの疲労から思いのほかペースが上がらず。ですが、この競技は種目の切り替えでどれだけ我慢できるかが大切。ある一定の領域を超えると次第に楽になってくるのです。
そして2周目でスイッチがON。

40キロオーバーでグイグイ走ります。予想以上に調子がいい。どうやら少し前にシューズのインソールなどを交換したのでロスなくペダルに力が入っているようです。
ペースを落とすことなくラスト4周回目へ。しかし、このころから道が混んできました。しかも雨。正直バイクのテクニックが余りないトライアスリートと密集は怖いです。僕のイン側にいたおじさんはコーナー中にブレーキを掛けながらアウト側に膨らんできます。『おじさん!ドアンダーですよ!こっち来ないで!』心の中で叫びながら回避運動。少しタイムロスしたような気がしながらバイク終了。
マーシャルのおじさんもバイクの格好良さが気になるようです。
いよいよランです。3種目の中で一番強化できた種目なので自信がありました。バイクでの効率のいいペダリングも良かったのか1周目から走れてます。これだけ『走れている!』という感覚は初めてです。
これはまさにトレーニングの成果。辛い練習だけどやっておいてよかったと思える瞬間です。
そして、3周目ついにやってきました。苦しいはずなのに楽しい。いつまでも走れそうな、空も飛べそうな気分に。完全にハイな状態に突入。こうなれば無敵。最終周回はさらにペースを上げて軽やかな足取りでゴールへ。
総合13位で2時間15分と順位とタイムは昨年に比べて落としてしまいましたが全力を尽くした。今ある自分の能力をすべて出し切った、という感覚が一番あるいいレースが出来ました。
やはり練習は正直です。嘘はつきません。やっていないことはできませんしやったことは必ず結果として出てきます。後は次の野尻湖に向けてどれだけいい状況に持っていけるかどうかです。
皆さんも目標に向けて頑張っていきましょう!