タイヤの劣化
春の乗り出しに合わせて、私のバイクもメンテナンスを始めました。
私が「自分のバイクを洗車すると雨が降る」というジンクスが一部で広まっていますが、洗車は9日の朝で…その日から雨が続きましたけど、まあ、きっと偶然ですね。
改めて細かな部分を確認すると、意外と摩耗が進んでいる部品がありました。
良い例なので、今回はタイヤを皆さんにご報告です。
メーカー名:Continental(コンチネンタル)
モデル名:Grand Prix 4000S 2
価格:7,560~7,992円(税込)
私のお気に入りのタイヤです。グリップ性能が高いのでコーナーでも安定感が良く、耐パンク性に優れているので、ヒルクライムの下り坂でも、信頼して走る事ができます。
TPIが「330」と高く、しなやかで衝撃吸収性も良いのでロングライドの場合にも体の疲れにくさを実感する事ができます。
※TPIとは…1インチ(2.54cm)あたりの繊維の数で、数字が高いほどタイヤ全体がしなやかになり、グリップ力も高くなります。(タイヤは繊維(細い糸)とゴムで成型されているのです)
ラテックスチューブを合わせて使うと、さらに上質な走りを感じられるので、合わせてこちらも使用しています。オススメです。
タイヤ交換といえば「摩耗」がきっかけというイメージがあります。沢山走ってゴムがすり減ってパンクのリスクが上がるといった危険性がありますね。
しかし、意外と落とし穴なのが経年劣化です。
恥ずかしながら下の写真をご覧ください。
タイヤの摩耗はほぼ見られません。摩耗の進行度を見てわかる穴もしっかりと確認できます。(この穴が浅くなると交換時期が近付いているという目安です)
しかし、タイヤのサイドを確認すると、どうでしょう、繊維がいたるところで切れています。
こうなってくると、いくらゴムが残っていようが、サイドからのパンクの可能性が高くなってしまいます。しかも、パンクした際はタイヤ自体が大きく裂けてしまうため、パンク修理しても再び走り出す事ができなくなってしまうのです。
皆さんの自転車を点検させて頂くと、意外とこのような状況になっている事がありますので、どうぞ一度確認してみてくだい。
タイヤは走りの性能を大きくかえることのできるパーツですので、もしタイヤの交換が必要に感じたら、一度ご相談ください。タイヤを変えた後にちょっとした驚きを感じるかもしれません。