ペダル軸だって伸ばせるんです。
ボディジオメトリーフィット(BG)などのフィッティングを行ったり、違和感を感じたり次のスキルアップへの欲求が出てくる事で自転車をより体にフィットさせるためにポジションの変更や、パーツの変更を行うことがしばしばありますが、実はペダルも変更が可能なのです。
ペダルの場合、Qファクターという左右のペダルの幅があるのですが、通常Qファクターは力の伝達やダンシング時のふり幅の少なさ、空気抵抗などの観点から狭い方が良いという考え方が一般的ではあるものの、体格体形の個人差などによっては一概に狭ければいいという訳ではありません。
場合によっては、広い方が良い場合もあるのです。
今回はBGを行ったことで、ロングタイプのペダル軸の必要性が出てきたA様のデュラエースペダル。通常は片側がノーマルタイプで52mmの幅から56mmのロングタイプに変更です。
しかし、新しくペダルを買い替えるのもお財布的に辛いなーという訳で、ペダル軸を変えてみました。
スピンドル \6,505(片側)と呼ばれるミサイルの先っちょのようなパーツを交換します。
右が交換前、左が交換後。少しだけ伸びているのが見えますね。
少々見にくいですが、+4mmと書かれているのが見えますね。
ちなみに、重量はノーマルタイプ248gロングタイプ258gと少しだけ増えていますね。
もちろんこのロングタイプは既製品でもあるので、最初からロングタイプでの選択も可能です。