伸びたチェーンは伸びたラーメンと同じくらい嫌いです。
なかなか面白いタイトルを思いついたと思っています。
メンテナンスについては先日もシートポストが抜けないという事で書きましたが、あれはかなりレアケース。どちらかといえば、変速の調子が悪いなんて言う話の方が断然多いです。
変速が不調になる原因はいくつかありますが、今回注目したいのは…。
チェーンの伸び
チェーンが伸びているケースが非常に多い!
では、伸びでいるとはどいう事か?金属のプレートそのものが伸びる、なんてことはありません。
分解すると、左から外側のプレート、内側のプレート、スペーサー、ピンの順番です。
このピンと内側のプレートが摩耗する事でわずかですが隙間が広がっていきます。
こんな風に新品と使用後のチェーンを並べてみると…。
こんなにも違います。
新品とこんなにも違うのですから、調子が悪くなって当然ですよね。
さらにさらに、隙間が広くなっているのですからガタも大きく
パワーロスもとても多い!
チェーン交換をした後に、とても進むようになったと感じた事のある方も多いと思います。 徐々に変化していくのでなかなか気が付かないです。
条件にもよるのですがおおよそ3000キロ位が交換の目安です。
伸びたチェーンを測るチェーンチェッカーという工具もありますが、わざわざ個人でこれを用意するのは相当なヘビーユーザーかチェーンマニア。
かなり簡単ですが、伸びてきたかな?という位であればこんな方法もあります。
ギアをアウタートップにして、チェーンリングの部分のチェーンを引っ張ってみてください。
このチェーンは伸びに伸び切った世紀末状態のチェーン。
ここまで伸びてしまうようでは整備不足です。
一方新品はこの位。ほとんど隙間なし! そして、引っ張った時に戻ろうとするゴムの様な感覚があります。
皆さんも愛車のチェーンを引っ張ってみてください。 スカスカしている様であればすぐにお店にGO!
必要であれば交換!
ただし!大事なイベントの直前に交換は✖
チェーンが伸びていた事でギアも同様にすり減り、噛み合わせが悪くて歯飛びするケースもあります。
交換する時は必ず余裕をもって事前に試乗も出来る2週間位前に行いましょう。
気分はのびのび、チェーンはピッチリで楽しいライドをしましょう!