これぞカスタマイズ!
TREKの街乗りE-BIKEとして人気の『VERVE+』
私も試乗車があるのをいい事に、疲れて坂を登る気力が無い時は蟻ケ崎の自宅まで楽しく走っています。
しかし、良く出来たバイクなのですが、乗り慣れてくると欠点も見えてきます。 個人の感想としては…。
1.乗り心地が悪い
2.ある程度は仕方がないものの重量が気になる
乗り心地はバッテリーやモーターを支えるためにフロントフォークが頑丈で、タイヤもサイドウォールがカチカチなので段差を乗り越える際の『突き上げ』がキツイ。
重量が気になるのは全体は仕方がないとしてホイールが重いのがキズ。やはりホイールが重いと動きも重くなってしまいます。
そして、同じような感想のお客様から今持っているエピックを分解して、組み換えができる部分をカスタムしてほしいという依頼がありました。
まず最初に取り掛かったのはホイール。
タイヤが乗り心地にかなり影響していると感じたので、サイドウォールがしなやかなアメサイドのタイヤでしかも42Cとギリギリの太さでエアボリュームを増やしました。
しかも、よく見ていただくとわかるのですが、このリム『ロバール』です!
そう、エピックに使用していたスペシャライズドのロバールをそのままだとエンド幅が142mmで使えないので、わざわざ135mmのXTハブを使い組み直しました。
これは前輪のビフォーアフターですが、その差驚きの720グラム。
前後輪だけで2キロ近く軽くなりました。
そして、ドライブトレインもXTで11速に。 更なるワイドレシオで高めのケイデンスでアシストが効率よく動くので走りもGOOD。
もちろん、ただ部品交換をしただけではなく、こだわりポイントもありますよ。
通常だと外装になっているブレーキホース。メンテナンスは良いけれど、今の時代気になります。 考えて、まだホースをフレーム内に通せる部分がある!
メーターの配線などを入れているところから一緒に通して、リアのスピードセンサーの穴が大きかったのでそこから通してみたらドンピシャ。
見た目格好良くなりました。
ノーマルも格好良いですが、大変お洒落で更に走りも良いバイクになりました。
ロードバイクは規格が決まってきて大幅なカスタムは難しいですが、街乗りバイクや増えつつあるグラベルロード等はまだまだ
特徴が出せて面白いかもしれません。