オリンピアンのトレイルライド講習
天気が良かったのでカスタマーとトレイルライドに行ってきました。
最近MTBを乗り始めたばかりなので今回は我らが『鈴木雷太』から基本的なスキルをレクチャーしてもらおうという企画。
更に、レクチャーしている内容を聞き自分自身のスキルアップにもつなげていこうという一石二鳥な内容w
楽しい下りを走る為には登らないと駄目ですから、まずは登り方からスタート。
ロードで登り切れない坂というものはよほど極端な激坂でなければそんなには無いと思います。がしかし、これがMTBでダートとなると突然に難しくなります。
ロードでは意識する事が少ない重心位置、上半身の姿勢、ペダリング等々。 そんなこと意識したこともなかった!という驚きの連続。
話を聞いた後には早速実践。頭で理解してもそう簡単には上手く出来ませんが、諦めずに何度も何度も挑戦していると
出来なかった坂も登れるように。出来なかった事が出来るようになる。これほど楽しい事はありません。
ロードに暫く乗っていると、限界を感じやすいのですが、MTBにはやった!出来た!や乗れた!といった感動がとても多いです。
登り方や、醍醐味であるダウンヒルの話で盛り上がりながら登るとあっという間に頂上。
上で限りなくバームクーヘンな木片を発見。 お腹がすきました。
いよいよダウンヒルの開始。
MTBのダウンヒルは非日常を味わえる楽しい場所なのですが、当然自然のフィールドですから基本を理解していないと大けがしてしまいます。なのでこういったレクチャーがとても大切。
私は入社当初、いきなりハードなところに連れていかれ、木に当たり、崖にジャンプ。酷い目に合った思い出も多いです。
なので、人にはそんな思い出を作って欲しくはありません。
舗装路で重心位置、ブレーキの仕方などを聞いた後に、鈴木先導の下、後ろからそのラインをトレースしてもらいます。 私はそれを後ろから見ていましたが前回とは別人のような走り。
実にムスーズ。前に上手な人がいる事によってスピードの調整、ラインどりのイメージがしやすいので流れる様に走っていけるようです。
写真から楽しい様子が伝わってきます。 上手く出来なかった事がほんの少しの事で上手く出来るようになる。 これが楽しいんです。
MTBに興味のある方は是非相談していただきたいです。たとえロードメインだとしてもMTBに乗ることでスキルが身に付くのでロードで安全に走れますし、ロードが速くなるヒントも沢山あります。
しかし、金額がネック。楽しく走るなら前後にサスペンションが付いたフルサスのモデルがオススメですが30万オーバーが当たりまえ。これは中々踏み出せません。
そこで、スタートしやすい10万円台のバイクだって十分良いバイク。であれば、実際に走ってみようという事でトレーラーを引っ張っている事で少しづつ有名になってきた『チゼル』で私は走ってみました 別でフルサスのエピックを所有していますが、ハードテイルでトレイルを走るのは初めて。 話には聞いていたもののどんな違いがあるのか。
大きく違うスペックはハードテイル、ブレーキ、サスペンションこの3点
ブレーキはエピックがXT(ロードで言うとアルテグラ)でしたが、今回のは半分くらいの価格帯のモデル。フロントのサスペンションは半分以下。
ブレーキは制動力が足りない事もなく問題なし。タイヤがレース向けタイヤだったのでトレイル向けでハイグリップだと物足りなくなるかもしれません。
サスペンションで感じたのはバネ感。 いいサスペンションは衝撃をちゃんと吸収してくれますが、チゼルのサスはまさにバネの様なフィーリング。サスペンションはバネでしょ?と突っ込まないで下さい。良いモデルは沈み込んだ後に跳ね返ってこないで衝撃を吸収します。 エントリーモデルは沈み込んだ後に衝撃を吸収しきれず、ポヨンと跳ねっ返ってきます。なので暴れる感じがあります。
ハードテイルは伝わってくる衝撃は大きいもののリアタイヤの状況が伝わってくるのでコントロールしているという感覚が楽しい。
1本下っただけですが、10万円台のMTBでも十分面白い。ちゃんと教えてくれる人と順を追ってレベルアップしていく事が大切ですね。
ロード乗りの皆さんも是非MTBを始めてみませんか?ロードで役に立つ事も多いですし、遊べるフィールドは多い方が絶対に楽しいです。
優しくレクチャーしますのでお気軽にご相談ください。