リアディレイラーのスタビライザー
イベントが無いと例年では無かったイレギュラーなタイミングでメンテナンスのご依頼を頂く事が多くなりました。
先日作業したのはMTBが大好きな人はご存知だと思いますが、リアディレイラー、後ろの変速機に付いているスタビライザーの分解整備。
このDYNA-SYS11ロゴの部分にスタビライザーのメカが入っています。
金色のレバーがON、OFFの切り替え。
簡単に説明するとスタビライザーをONにすると通常よりもディレイラーがチェーンを張ろうとする力が強くなります。そうする事でダートを走った際にチェーンが暴れるのを防ぎ、チェーンの脱落やフレームに傷をつけてしまったりというトラブルを減らすために付いています。
なので、ロードバイクで使用する105やアルテグラには一部例外モデルを除き付いていない機能なんです。
このブログを読んで初めてこの機能がある事を知る人も多いと思います。
他の部分がそうであるようにここも掃除してグリスアップといった作業が定期的に必要になってきます。
これが中身。
折角なので他の部分も分解整備。
いつも通りに必要な所にちゃんとグリス。
スタビライザー部分には専用グリスがあるので、それを乗る頻度の高いカスタマーのMTBなので大盛りで。
ちなみに、塗布してはいけない部分があるので要注意です!
動きも良くなったので余計なトラブルなくライドを楽しめるようになりました。
問題なく動いていても、チェックさせてもらうと意外と問題が発生している事が多いですからまずは点検に是非持って来て下さい。