油圧ディスクブレーキのメンテナンス
メンテナンスの季節がやってきました。
今や圧倒的なシェアになったディスクブレーキ。
今までと違うのでメンテナンスをどうしたらいいのか?今回はオフシーズンにやっておいていただきたいメニューのご紹介。
必要なメンテナンスは以下の通り。
1、ブレーキパッドの残量確認。
2、ブレーキオイル交換
3、ピストンの掃除
ブレーキパッドは気が付かないうちにとんでもないことになっている方凄く多いです。特に油圧ディスクはレバーの引き代が変化しにくいのでパットが減っている事に気づきにくいです。
ここまでくるとブレーキローターも駄目にしてしまい、パッド交換ですむはずがローターまで交換になって2万円近い出費になってしまいます。
オイルはこんなに黒くなっちゃいます。シマノはかなりタフなので左の真っ黒な状態でもブレーキは効きます。
しかし、正常な状態に比べるとレバーは重くなるし、タッチも悪くなります。
今回一番お伝えしたいのはココ。
キャリパーについているピストンの掃除。
白い円状の部分がピストンです。ここが徐々に飛び出してブレーキパッドをローターに押し付けているわけですが、黒く付着しているのは削れたブレーキダスト。
これが問題を起こすんです。
ピストンはピッチリとキャリパーに収まっているのでこのダストが付いている状態では戻りが悪くなります。写真の左右で飛び出し方が違うのが分かると思います。
更に、長いことダストを放置するとこびりついて取れなくなり掃除しても動きが悪くなってしまいます。定期的な点検と掃除が必須です。
左は掃除済み。右は掃除していません。極端な例だとこんな風に左右差が出ます。
同じように掃除するとこんな風に均等になります。戻りが悪くなるとパッドとローターが擦れやすくなりますし、パッドの変摩耗も起こります。
ブレーキ点検だけでもいいですし、オーバーホールと合わせて行うも良いですし、大切な愛車をいたわってあげましょう。