ASTROMANになりました。
今年のメインレース。
佐渡トライアスロンに参加して来ました。
この日の為にTTバイクを購入したり、佐渡オープンウォータースイミングに参加、更にはバイクの試走。忍耐力強化で70キロのランニングをしたりと努力と課金をしてきました。
完走タオル逆!
結果から言うと11時間16分で何事もなく完走。もっと苦労するかと思いきや楽しかった。
では、詳しく書いていくとしましょう。
スタートが6時なのと、準備するものが多いので朝起きる時間が早い早い。
朝のストレッチ等の基本ルーティンを考えると2時起床。 2時は朝?それとも夜?
8月のお盆休みで体の調子を崩し(ワーカーホリックな私は3日以上休むと体の具合が悪くなります)
それでも、ただ何もせずに当日を迎えるわけにはいきませんので、整体でバランスを整えてもらったりである程度修正して、昨日の試走では動きも良かったので今日は頭の中に描いたとおりにやるだけといった感じ。
スイムはエイジカテゴリーでは速い方なので心配事は何もなし。
ただ、クラゲが多いのと水温が高く脱水には気を付けたいところ。
試泳中、首をクラゲにピリピリとタッチされて頑張れよと激励を頂戴。クラゲ怖い!と泳いでみても仕方がありません。
どうせならクラゲが沢山いて刺激的なスイムが出来てうれしい!
と思うべきです。マイナス思考は体の動きとその後の運命を悪くします。
今回は2キロ2周回で4キロ。前回の5キロ+波マシマシに比べればどうという事はありません。
水温も高くウエットも着ていたのでペースは相当ゆっくりで、頑張ってプッシュすると脱水になりそうなのでゆっくりと。さながらスイムピクニック。
1時間6分でスイムアップ。まずまず予定通り。
最初のトランジット、T1では大先輩から『慌てず、ゆっくりOS1でも飲んでからバイクをスタートするように』とアドバイスしてもらったので忠実に守り、ドカッと座ってOS1とジャムパンを片手におやつタイム。
周りの選手はどんどんバイクをスタートしていきますが全く動じず。ほかの人のトランジットタイムは約4分前後。
私は8分。
慌てない慌てない。一休み一休み。一休さんもアニメでそう言ってました。
間違いなく会場一格好いい愛車にまたがりいざ佐渡1周の旅へ。
いつもなら息も上がり足も重いところが全くストレスなし。ペダルも軽くペースもスイスイ。目先の事にとらわれず、自信をもって事を進める。ロングの醍醐味の一つを体感。
バイクの予定は6時間。アベレージスピードは31キロ位をターゲットに。あとはずっと食べるか飲むか、景色を楽しみ続ける6時間にする事。
そのために1本で800キロカロリーあるドリンクを作ってみたり、背中には250mlで500キロカロリーあるスーパージェルを用意したり、トップチューブのおやつ入れにも700キロカロリー分位の補給食。
合わせて2500位。それに前後でパンを食べたから…。とにかく沢山。
お腹は空いてはいないが空いてからの補給では遅いので前半から飲むは食うわのお祭り騒ぎ。
しかし、スーパードリンクはぶっつけ本番で用意しているので一口飲んだら歯が抜けそうに。
それもそのはず500に1袋なのに3袋入ってます!
20~30キロごとにエイドステーション、もしくはウォーターステーションがあります。そこで水やドリンクをもらうことになるのですが、最初のWSで10歳位の男の子がすごい緊張した様子でボトルを差し出し渡してくれました。一所懸命ボランティアをしてくれている姿にうれしくなりましたし、元気をもらいました。
佐渡の皆さんの協力があってからこそのレース。出来る限りボランティアの人には会釈でもいいのでお礼を。応援してくれている声援にも答える様に。お互いに楽しく気持ちがいい方が良いですもんね。
途中スーパードリンクを一気に飲みすぎて胃の中に溜まりすぎてペースダウン。今回あったトラブルといえばこの位。ただでさえも腹持ち良いドリンクを高濃度で飲んでいるのでがぶ飲みは厳禁でした。
幸い30分もしたら復調。
大佐渡が終わり半分くらいの両津を過ぎてまずまずなタイム。アベレージスピードも想定内。
ここから小木港までは上手いこと追い風区間に。だからと言って踏みすぎるのは危険なのでイーブンペースを心がけます。
5.6人に抜かれましたが残り30キロ付近からの小木の坂を考えると落ち着いてペースを守った方が得策。
そして小木の坂。何度も書きましたが、長野県にいれば大した坂ではありません。それでも残り30キロのタイミングではなかなかハード。でもペーシングが上手く出来ていたのでむしろペースアップ。
両津~小木で抜かれたライダーを抜き返して会場の佐和田へ。
6時間8分でバイク終了。こちらも良い感じ。タイムもさることながら足も体力も余裕があります。
スイム→バイクと同様トランジットでのんびりおやつ。暑いんだし、気楽に。
この時13時を少し過ぎた頃。一番暑い時間。
エイドでは全身びっしょりになるくらいザバザバ水を被る。
ペースは70キロ走をやった時に維持できたペース。キロ5分30秒で刻む。実際はエイドで止まるので5分20秒で。
確かに暑かったけれど、もっと暑い練習をしていたのとトランジットでの休憩もあって暑いけれどそれにやられてしまう感じは全くない。
そして、ランの走りを支えてくれたアイテムとして農作業でその涼しさに気が付いた麦わら帽子。
ちょっとオサレな奴をドンキで仕入れて走る事に。
この帽子が実に良くて雲泥の差があるほど涼しいわけではないけれど、涼しそうに見えるし、イケてる帽子で気分も上がった⤴⤴
道端にはご好意で自宅の水道から水をかけてくれる方々も。これにはとても助けられました。中にはおばあちゃんが炎天下の中少なからず私が走っている4時間ずっと立ちっぱなし、それもホースを持ったままで。
正直炎天下ホース散水5時間耐久の方がきついっスね。間違いなく。
ありがとうございます!
皆さんの応援もあって実に調子よく周回を重ね、ノルマというより楽しみになっていたエイドでの水かぶり、アクエリアス一杯。これを延々と繰り返していたら、あっという間に最終回。
実は最終回でラスト2個のエイドまでずっと我慢していたことがありまして、それは…。
コーラを飲むこと!
そして、その瞬間はついにやってきた!アクエリアスの横に並ぶコーラ。そう、何度こいつを飲んでしまおうか。その誘惑を我慢し続け10時間。
赤いカップにいつものコカ・コーラの文字。さぁついに!
グイっと!
あれ?美味しくない…。
それはまるで初恋の相手に久しぶりに会って、思い出の中に居たあの人とは違った時のような。そう、初恋は思い出の中にあるからいいのです。
落胆し、次のエイドはコーラはスルー。隣にいた新しい出会いを探すことに。
爽健美茶、美味し!
口が甘かったんでしょう。一日中ジェル、甘いドリンク、アクエリアス、ジャムパン、アンパンマン。
コーラへの落胆。一日の疲れ。すべてさっぱり流してくれました。
新しい出会いに乾杯。
ラスト2キロ。商店街にいた嫁に声をかけ『これでゴールだから』慌てる嫁。どうした!
もう一周じゃないの?
今日はウルトラマラソンではありません。
危うくフィニッシュシーンのない初ロングになるところでした。
上出来な楽しい佐渡トライアスロンでした。
これほど心地いい疲れはないですね。達成感。実に充実しています。
皆さんもぜひロングをやってみた方が良いです!
ちょっと泳いで、ちょっとバイク乗って、走れば終わりですから。
1週間が経過して。楽しかったなと思い出しております。そして来年に向けて練習も再開。どの大会に出るかはまだ未定ですが、佐渡には絶対戻ってきます。
来年の目標は10時間30分切り。そして、トップ10入りを狙いで!