ブレーキキャリパーメンテナンス
ディスクブレーキが主流になりましたが、メンテナンスはどうしたらいいのか?
とよく言われます。やらないと何が起こるのか書いていきます。
少し詳しい方であれば大半のディスクブレーキは油圧で動いています。なので定期的なオイル交換が必要になってきます。 右が新品オイル。左が使用後。
ですが、MTBならいざ知らず。ロードバイクのブレーキ制動は激しくはないのであまりオイルにダメージは行かないので2~3年はそのままでもノントラブルで使えちゃいます。
スラムはDOTオイルなので1年毎の交換をおススメします。
これは使っているオイルが劣化しやすいものを使用しているからです。
一番大切なのはキャリパー本体のピストンの掃除。
メンテナンスの頻度が多いライダーのバイクですが、白いピストンの周りがブレーキダストで黒くなっていますね。しかも本来左右から均等に出てくるはずのピストンが左側が飛び出ているのに右はあまり出ていません。
これは汚れによってピストンが引っ掛かり飛び出るときに抵抗になって左右差が出てしまっています。この状態で半年以上放置してしまうと汚れが取れなくなりどんなにメンテナンスをしてもピストンの動きが悪くなります。そうするとブレーキが擦れて異音がしたり、ブレーキの制動力も悪くなります。
半年に一回はチェックしたいところです。
前もだいぶ左右差がありますね。
これを掃除して整えてあげると
均等に飛び出てくるようになります。
左右差がある状態とない状態ではレバーを握った感触が全然違います。スピードのコントロールもスムーズで安心して止まれます。
沢山使っているからメンテナンスした方がよいではありません。たまにしか乗らない人もチェックは必須です。むしろたまにしか使わないから動きが悪くなりやすいのです。
この記事を読んで、ドキッとした方はすぐに持って来て下さい。まずは現状をチェックしてみましょう。